”プロの撮り方”シリーズから学ぶ写真撮影のポイント

写真を今より上手に撮りたいとお考えではないでしょうか。

写真を上手に撮ることができれば、写真での表現の幅が広がるし、人にも喜んでもらえるしいいことがたくさんですよね。

しかし、写真を具体的にどのように学んだら良いのかわからないという方も多いでしょう。

そこで、本記事では、写真を今よりも上手に撮ることができるよう、プロの撮り方で学んだことをまとめて紹介します。

目次

プロの撮り方から学ぶ写真撮影のポイント

僕はこれまでにプロの撮り方シリーズの以下の本を読んできました。

・プロの撮り方 構図を極める
・プロの撮り方 露出を極める
・プロの撮り方 シャッター速度
・プロの撮り方 色彩を極める
・プロの撮り方 ストリートフォト

プロの撮り方シリーズで学んだことは多くありますが、ここでは僕が特に大切なポイントだと思うことに絞って紹介します。

写真の成否を握る重要なカギ

”写真の成否を握る最も重要な鍵は「何を被写体として撮るか」ではなく、「被写体をどう配置して撮るか」

プロの撮り方 構図を極める

この考え方は写真を撮る上ですごく重要だと感じました。

「美しい写真には美しい被写体が必要」という先入観を取り除くことで、どんな場所でも素晴らしい写真を撮ることができるようになります。

筆者のワークショップでは、廃品置き場などで行われることもあるそうで、一見つまらないと思われるものの中に美しさを見出すことができるのです。

トム

この考えを学んでから、一見つまらないと思われる場所でも、「どこか切り取ったら美しい場所はないか」という視点で見ることができるようになりました。

構図の考え方

構図についても非常に勉強になり、あらゆる写真に共通する基本的な撮影方法として以下の2つが挙げられていました。

・三分割法
・被写体を画面いっぱいにとらえる

三分割法

三分割法は言葉の通り、境界線や物などを画面を三等分したところに配置する構図で、最も有名で人気の構図といえます。

”三分割法がよく感じる理由は、誰もが黄金比を無意識に美しいと感じていて、自動的に反応するからである。”

プロの撮り方 構図を極める

古代の数学者や、芸術家の絵を分析すると三分割法が使われているものが多く、本能的に三分割方が美しいと感じる脳が備わっているようです。

トム

カメラに画面を三分割するようグリッド線が備わっているものも多く、積極的に三分割法を使っていきたいですね。

被写体を画面いっぱいにとらえる

写真の背景に余計なものがたくさん入ると、人の注意は被写体から逸れるため、「被写体を画面いっぱいにとらえる」ことで被写体に注目を集めることができます。

初心者でも比較的簡単に試すことができるので、どんどん試していきたいですね。

創造的露出7つの選択肢

写真を撮る際に大切なポイントがもう一つ「露出」です。

プロの撮り方シリーズでは、露出を決める際の考え方として以下の7つの選択肢を挙げています。

①物語を語る露出
②特定の被写体を引き立てる露出
③被写界深度を気にかけない露出
④背景の光をボケた玉状にする露出
⑤被写体の動きを止める露出
⑥流し撮りでブレを演出する露出
⑦動く被写体が流れるように映る露出

それぞれ簡単に説明します。

①物語を語る露出

開きが小さい絞り(F16、F22、F32)で撮影することを「物語を語る露出」として表しています。

F値を大きくし、全体をはっきり写すことで、前景、中景、後景といった、物語を作ることができることからこのような表し方をしています。

風景などを撮影する時にこの「物語を語る露出」が活用できますね。

②特定の被写体を引き立てる露出

開いた絞りF2.8、F4、F5.6)は「特定の被写体を引き立てる露出」です。

F値を小さくして背景をぼかすことで、被写体を引き立てることができ、人やものを撮影する時にとくにおすすめの露出です。

③被写界深度を気にかけない露出

上記二つ間の中間の絞り(F8、F11)は被写界深度を気にかけない露出です。

森の中の落ち葉を撮る時や、石壁を背にした人物を撮影するときなど「画面中のすべてのものが同じ距離にある場合」に使用します。

④背景の光をボケた玉状にする露出

絞りを開放(F値を小さく)にすることで背景の光をボケた玉状にすることができます。

イルミネーション時などに使用するとめちゃくちゃ綺麗な写真を撮ることが可能です。

⑤被写体の動きを止める露出

早い動きの被写体の動きを止めるにはシャッター速度を1/250秒、1/500秒、1/1000秒にします。

カメラに向かってく被写体の動きを止めるには1/250秒、車のレースなど横に動く被写体の動きを止めるには1/1000秒が目安です。

⑥流し撮りでブレを演出する露出

シャッター速度を遅くすると(1/60秒、1/30秒、1/15秒)、カメラを動かす流し撮りでブレを生かした演出ができます。

あえてブレを表現して躍動感を与えたい時に使用できます。

⑦動く被写体が流れるように映る露出

小麦畑の穂の動きを表現したいなら、シャッター速度を1/4秒、1/2秒、1秒にします。

上記のように撮りたいものに合わせて露出設定することで、自分の思い通りの表現ができるようになります。

プロの撮り方シリーズお勧めランキング

これまでプロの撮り方シリーズを5冊読んだ僕がおすすめのランキング上位3位を紹介します。

1位 プロの撮り方 構図を極める
2位 プロの撮り方 露出を極める
3位 プロの撮り方 ストリートフォト

1位 プロの撮り方 構図を極める

写真初心者でまず勉強するべき内容は「構図」についてだと思います。

僕自身もYouTubeなどで構図についての情報を入れていましたがどうもしっくりきていませんでした。

しかし、「プロの撮り方構図を極める」を読むことでどんな構図がいいのか、どのように考えて撮れば良いのかを理解することができます。

よって、まず写真を勉強したい人が一番最初に読むべき本です。

2位 プロの撮り方 露出を極める

「露出」についても、写真を撮る上で非常に重要で、この本を読むことで場面に応じた露出設定の仕方がわかります。

今までなんとなく設定していた、絞りやシャッター速度も撮りたい写真に合わせて設定することで意図のある写真に仕上がります。

カメラの使用方法をある程度身に付け脱初心者を目指す人にお勧めです。

3位 プロの撮り方 ストリートフォト

上記で勉強した、構図や露出を使用したストリートフォトの作例が数多く紹介されています。

ストリートフォトに興味がある方に特にお勧めです。

プロの撮り方シリーズを読むべき人

プロの撮り方シリーズを読むべき人は「ある程度カメラの知識があり脱初心者を目指す人」です。

絞りや、シャッター速度、ISO 感度といった言葉が多く出てくるので、ある程度カメラを触って基礎知識がある状態で読んだ方が頭に入ります。

何も知識がない状態で読むとわからないことが多いと思うので、YouTubeや本などで、カメラの基礎について勉強してからの方が良いでしょう。

さいごに

プロの撮り方シリーズを読むことで、写真を撮る時に何を気をつければ良いかがわかり、今よりも写真での表現の幅が広がります。

脱初心者に向けて写真についてもっと勉強したい人にお勧めです。

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この記事を書いた人

■ブログ2年目/Webライター
■暮らしの中で感じた「いいモノ・コト」を紹介
■発信内容:キャンプ、DIY、ガジェット、本、インテリアetc

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